2022/05/26

E231系0番代(ミツB42編成)

E231系は、209系950番代によって行われた約1年の試験・営業運転の成果を反映した量産形式です。中央・総武緩行線用としてE231系0番代が2000年から2001年にかけて420両(10両編成42本)が投入されました。4M6Tの10両編成で5号車に6扉車サハE230形を組み込みました。
中央・総武緩行線では、2002年12月のダイヤ改正で地下鉄東西線乗入れ運用を削減したことにより、B57編成を増備しました。また2006年には京浜東北・根岸線用の209系900番代の置換えのためB80~82編成を増備しました。これにより捻出された209系500番代3本が京浜東北・根岸線に転用されました。
2003年に習志野電車区の車両配置を三鷹電車区に集約し、三鷹車両センターにE231系460両(10両編成46本)、209系500番代130両(10両編成13本)を配置しました。山手線へのE235系の投入により、現在ではE231系500番代(10両編成52本)、E231系0番代60両(10両編成6本)という陣容になっています。E231系は機器更新を行った上で6M4T、全4扉車に編成変更されています。
写真のB42編成は2001年11月に新津車両製作所で完成し、三鷹電車区に新製配置されたものです。8両が2020年2月に秋田総合車両センターで機器更新・転用改造を行い武蔵野線に転用され、ケヨMU15編成となりました。転用対象外となったサハE230-42・サハE231-124の2両は2019年12月に廃車となりました。

過去の記事から
E231系900番代(ミツB901編成)
https://sanojiro.blogspot.com/2018/06/e231900b901.html
E231系0番代(ミツB11編成)
https://sanojiro.blogspot.com/2018/06/e231b11.html
E231系500番代(ミツA529編成)
https://sanojiro.blogspot.com/2018/06/e231500a529.html