2022/05/18

EH200形(10号)

EH200形直流電気機関車は、中央本線や上越線など急勾配が連続する路線における貨物列車牽引用として導入されたものです。またEF64形基本番代を代替する機関車でもあります。2001年に試作車が製造され、2003年から2011年にかけて量産車24両が製造されました。
車体は箱型両運転台構造で、中央で2車体に分割されます。車体長は25mとなっています。車体には「ECO-POWER BLUETHUNDER」の愛称名が表示されています。JR貨物の新形式機関車には一般公募による愛称名の募集が行われております。
主回路は、1インバータ1主電動機を駆動単位とする個別制御方式とし、8群構成としています。主変換装置はインバータ2台を1箱にまとめ、インバータ装置はIGBT素子を使用するPWM方式3レベル電圧形、主電動機は定格出力565kWのFMT4で、新形機関車では共通のものです。
写真の10号機は2006年3月に東芝で完成し、高崎機関区に新製配置されたものです。根岸線を走る貨物列車ではEF210形と並んでよく使用されています。2010年頃にはEF200形・EF66形・EF64形1000番代も使用されていたのですが、現在では形式が整理されています。

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