小田急電鉄3000形は、複々線化の完成や各停の10両編成化を進めていることに対応して、6両編成・8両編成で新製された編成に、増結用の中間車を新製して10両固定編成への組成変更を行っています。
8両編成からの10両編成への組成変更は、8両編成として最後に新製された3665Fから逆順で行われています。小田原・藤沢方の先頭車の次に、新造中間車をM₅・T₃の順に組み込んでいます。10両編成で5M5Tとなるのは6両編成から変更した編成と同様です。
3665Fと3664Fは2011年度に主電動機を全密閉式のMB-5123-Aに換装しており、新製された中間車も同じ全密閉式のMB-5123-Aを搭載しています。8両編成から変更された3080番台の中では、3081F~3083Fが全密閉式の主電動機を搭載しています。
写真の3082Fは、2006年3月に日本車両で完成した3000形の7次車に相当する3664Fに、2018年12月に川崎重工で完成した3432(M₅)・3382(T₃)を組み込み、編成組替・番号変更を行ったものです。