神奈川臨海鉄道DD55形ディーゼル機関車は1963年から1994年の長期にわたり18両が製造されました。国鉄DD13形類型の機関車ですが、1963年製の11号機のみDML61S機関を搭載するセミセンターキャブ機で同一形式でありながら構造がまったく違います。
6気筒のDMF31S型エンジンを2機搭載、液体変速機がDD13形の基幹技術であります。大きく違うのは塗装ということになるのですが、当初はエンジ色とクリーム色の塗分けでした。塗装も18号機からブルー系に変更されましたが、これもまた現行とは異なる塗装でした。最新型のDD60形に倣った現行の塗装のほうがよりシンプルだと感じます。
根岸駅でJR貨物のコンテナ車をリレーして、本牧ふ頭に近い横浜本牧駅までリレーしていくのが本牧線での主なミッションです。待機のために根岸駅近くに留置されている姿をよく見かけます。また根岸線のホームから稼働している姿を撮影することも可能です。
写真の18号機は1992年に富士重工で完成したものです。DD55形としては1981年以来久々の増備となり、機関を直噴式のDMF31SDに変更しています。18号機の増備によって4.5号機が廃車となり、4号機は真岡鉄道、5号機が東急車輌に売却されました。
過去の記事から
神奈川臨海鉄道DD55形(14号)
https://sanojiro.blogspot.com/2011/06/dd5514.html