2022/05/07

東京地下鉄8000系(8118F)

営団地下鉄(当時)半蔵門線は、1978年の渋谷ー青山一丁目間の部分開業の時点では全列車を相互直通運転となる東急新玉川線・田園都市線の8500系によって運転していました。1981年4月から千代田線6000系・有楽町線7000系を基本とした8000系を営業運転に投入しました。
8000系の車体は軽量アルミ製で、識別帯の色はパープルを採用しました。車内はアイボリー系の内装とし、冷房装置をすぐに取付できるように準備工事を施し、天井も中央にラインデリアを設けた平天井としました。8000系の導入当時は地下鉄線内はトンネルそのものを冷房するという考え方でした。
制御装置は更新によりVVVFインバータ制御のMAP-174-15V146、主電動機は出力165kWのMM-18011A、補助電源装置はINV172-A0に換装されています。台車はボルスタレス式のSS101、集電装置はPT-4315、冷房装置はMS-RE1101を装備しています。
写真の8118Fは8両が半蔵門ー三越前間の延長開業に備えて1988年12月に完成した4次車で、1987年8月に日本車両で完成し一時的に他編成に組み込まれていた3次車8618・8718を組み込んだものです。2010年8月に大規模修繕と制御装置更新を行いました。