2022/05/14

E233系2000番代(マト5編成)

E233系2000番代は、JR東日本が東京地下鉄千代田線と直通運転を行っている常磐緩行線の203系を置き換えるために導入したものです。2009年から2011年にかけて180両(10両編成18本)が製造され、2017年に10両(10両編成1本)が増備されました。2016年3月から小田急線にも乗り入れています。
車体は軽量ステンレス構体で、地下鉄線内の車両限界を考慮して裾絞りのない2.770mm幅になっています。非常用の貫通路を右側に配置しました。客室内はクリーム系の配色でまとめられ、腰掛は占有幅460mm・Sばね方式のバケットシートを備えております。また17インチディスプレイの車内表示機器を装備しています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC85B、主電動機は出力140kWのMT75、補助電源装置はSC91です。ブレーキ方式は回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキとなっております。台車は軸梁式ボルスタレス式のDT71/TR255、集電装置はPS33D、冷房装置はAU726を装備しています。
写真のマト5編成は2010年12月に東急車輌で完成したものです。2015年2月に小田急乗入れ対応工事とモニターの2画面化を完了しています。モニターを2画面化したのは1画面に広告を表示するためです。

過去の記事から
203系(マト51編成)
https://sanojiro.blogspot.com/2021/11/20351.html
203系100番台(マト69編成)
https://sanojiro.blogspot.com/2022/02/20310069.html