2022/02/08

203系100番代(マト69編成)

203系の最終増備となった3次車では、さらなる重量軽減とコストダウンを図るためのマイナーチェンジが行われ、車号も100番代に区分されました。同時期に製造された205系と共通の仕様が見られます。
最大の相違点は、軽量化と構造の簡素化によってコストダウンを図るためにボルスタレス台車DT50A/TR235Aを採用したことです。あわせてMM´ユニット間の連結器を密着連結器から棒連結器に変更しています。
車体についてはそれほど大きな変化はありませんが、屋上通風器・荷物網棚の材質変更や、軽量化のために塗り屋根の厚さを変更しています。また標準化を意図して、床敷物の色を変更しています。
写真のマト69編成は、1986年3月に東急車輌で完成したものです。シートモケットのカラーはJR東日本の201系と同様にオリジナルの焦茶色系統からミントブルーに変更されていました。2011年8月に廃車となりました。