E233系1000番代は京浜東北・根岸線で使用されていた209系0番台を置き換える目的で導入されたものです。輸送障害へ対応するために通常よりも早い時点での置換えとなりました。209系では4M6Tとしていましたが、E233系1000番台では6M4Tとし、5号車には予備のパンタグラフを装備しています。
京浜東北線大宮ー東神奈川間では2028~31年頃にATACS(無線式列車制御システム)の導入を目指しているそうです。指令所のATOSとの連携により、遅延回復や省エネ運転など効率的な運転が実現できるとしています。
また根岸線を含めて2025~30年頃にATO(自動列車運転装置)の高性能化とワンマン運転も構想されています。ゆくゆくはドライバレス運転(添乗員付き自動運転GoA3)の実現を目指しているということです。
写真のサイ102編成は2007年9月に東急車輌で完成したものです。輸送システムの変革の中で継続して京浜東北・根岸線で使用されるということであれば、改造工事が実施されることになります。継続使用か新車への置換えかどのようになることでしょうか。