2022/02/11

205系(クラH6編成)

横浜線の205系電車は1988年から89年にかけて175両(7両編成25本)が新製投入されました。7両編成で4M3Tとし、保安装置はATC(京浜東北線用)とATS(横浜線内用)の両方を備えていました。識別帯色は黄緑6号と緑15号を組み合わせたものとなりました。ちなみに横浜線はJR東日本では山手線に次いで二番目に205系が新製投入された路線でした。
新製後に6扉車のサハ204形100番台を組み込みました。また輸送力増強を目的として、他路線からの転用により3編成を増やしました。2009年3月の増発用に転入したクラH28編成は、唯一6扉車の組込みがありませんでした。
2003年度から直通運転を行う京浜東北・根岸線にあわせてD-ATCの取付を開始しました。また2006年度から前面の行先表示をLED化し、字幕による種別表示の使用を停止しています。また集電装置をシングルアーム式のPS33Eへの換装も行われました。
写真のクラH6編成は1988年9月に日本車両で完成し、蒲田電車区に新製配置されたものです。1994年11月に近畿車両で完成した6扉車サハ204-106を組み込み8両編成となりました。1996年12月に横浜支社の発足に伴い大船電車区(現:鎌倉車両センター)に転属しました。2014年5月に廃車となり、インドネシアに譲渡となりました。