2022/02/06

相模鉄道12000系(12106F)

相模鉄道12000系は「相鉄・JR線直通」事業に充当するため、2019年度に60両(10両編成6本)が導入されたものです。2018年度に第1編成が営業運転を開始した20000系に続いて「デザインブランドアッププロジェクト」による新製車両となります。
車体は軽量ステンレス製ですが、外板の接合にレーザー溶接を取り入れ平滑な仕上がりになっています。総合車両製作所の「sustina」をベースとしており、車体断面はJR東日本のE235系と同じです。客室内はグレートーンでまとめられ、腰掛は1人あたりの幅を460mmとしたロングシートです。
制御装置は回生ブレーキつきIGBT-VVVFインバータ制御、補助電源装置はIGBT-SIVを採用しています。台車は軸梁式ボルスタレス台車ST-DT71A/ST-TR255Aを装備しています。車両情報制御装置TIMSを採用し、JR車両との共通化を図っております。
写真の12106Fは、2020年2月に総合車両製作所で完成したものです。12000系はJR線への直通が始まってからも相鉄線内運用に入ることがあります。20000系・21000系とならんで非常に存在感のある車両だと思います。