2022/02/26

京浜急行電鉄1000形(1033編成)

京浜急行電鉄では2001年度から1000形を導入し、既に21次車まで増備が継続しています。途中で、アルミ車体からステンレス車体への変更や、最新の車両ではクロス/ロング可変座席の採用など大小の仕様変更を行っておりますが、初期の車両については車体修理と機器更新が始まっています。
車体修理によって側窓も開閉可能なように改造されています。2次車では仕切りのない大型1枚窓になっていましたが、改造によって印象は変わりました。しかし安全には換えられません。先頭部に「けいきゅん」マークが追加されたのは2100形と同様で、これで車体修理済であることがすぐにわかります。
制御装置は新製時はGTO-VVVFインバータ制御で、海外製品で音階を奏でるように聞こえるとして知られておりました。機器更新で国内製品に換装され、起動音の顕著な特徴はなくなっています。また車内も更新により袖仕切りの形状が変わったり、表示装置が大形になったりと仕様が新しくなっています。
写真の1033編成は、2003年6月に川崎重工で完成したもので1000形の2次車に相当します。2021年11月に車体修理と機器更新を完了しました。音階を奏でるインバータ装置を持つ電車としては最後の存在になっていました。

過去の記事から
京浜急行1000形(1033編成) 更新前
https://sanojiro.blogspot.com/2011/10/10001033.html