京浜急行の主力車両として増備が進んでいる2代目1000形ですが、年を追うごとに改良を積み重ねてきています。2003年度に24両が増備された2次車でも、サービス向上を図りながらコスト低減を目指して改良されました。
車体に関しては、側窓を上方に20mm拡大するとともに、1次車で2連窓としていたところを大型の1枚窓に変更しました。またガラスの色もグリーンからサンユーログレーに変更しています。大型の1枚窓はJR東日本のE231系などでもみられますが、1000形では遮光用のカーテンを残しています。
機器構成については、2次車から6両編成への組み替えを考慮しないことになりました。そのため、4両編成も8両編成と同様に4両1ユニットとなり、機器配置を変更しました。つまり集電装置・蓄電池・補助電源装置の集約により、コストダウンを図っているのです。
写真の1033編成は2003年6月に川崎重工で完成したもので、8両編成です。4連2本で運用されることが多い「エアポート急行」の運用に入っているところを撮影しました。