2001年度から増備されている京浜急行1000形ですが、2004年度製作の3次車では、外観上は大きな変化がないものの、基本的な構成の見直しが行われています。
編成の基本構成を、8両編成は4M4Tから6M2Tへ、4両編成では3M1Tと電動車を増やしています。これは雨天時の空転・滑走の発生を抑えるためです。また2004年12月の国土交通省による、地下鉄道の火災対策の基準見直しに対応して、連結面の扉や消火器の増設などを行っています。
VVVFインバータの素子はGTOからIGBTに変更になっています。このため、2100形の登場時から親しまれている起動時のメロディ音は聞かれなくなりました。また2次車まで台車は2100形と共通でしたが、軸ダンパの設置予定がないため新形式となりました。
写真の1041編成は、2005年1月に東急車輌で完成したものです。4両編成を従えて12両編成で走る姿を撮影しました。