2011/10/23

東京地下鉄05系(05123F)

東西線では1988年度から05系の投入を行い、5000系電車の置き換えと、車両冷房化を推進してきました。1993年度の増備車では、千代田線用06系・有楽町線用07系の仕様を取り入れ、先頭部と屋根上こそ05系オリジナルスタイルを維持していますが、そのほかは06系・07系と共通化されています。
主回路は従来の高周波分巻チョッパ制御から、IGBT-VVVFインバータ制御に変更されました。主電動機も従来の160kw分巻電動機から205kwの誘導電動機に変更され、10両編成で4M6Tと電動車比率を下げています。搭載機器に関しては、ほとんどすべて06系・07系と同一にしています。
車体は写真ではわかりにくいですが、側面が06系・07系と同じ見付になっています。また貫通路・座席幅の拡幅が行われていますが、これらは日比谷線03系のVVVF車と同じ改良内容ですね。なおドアの幅は再びワイドドアから通常仕様に戻っています。
写真の05123Fは1994年5月に近畿車輛で完成したもので、05系の7次車に相当します。正面にVVVF車であることを示す「V」と書いた小さいステッカーを掲示していますね。