2011/10/15

東武鉄道6050系(6170F)

東武鉄道6050系は、1986年10月に開業した野岩鉄道会津鬼怒線(新藤原ー会津滝ノ原間31.9km)との相互乗入れ開始に伴い、1964年に製作された6000系電車の車体を更新したものです。
新製された車体の客室内は、出入り口付近が2人掛けのロングシートで、中間は固定式のクロスシートになっています。6000系には、冷房装置がありませんでしたが、6050系では冷房装置を搭載してサービスの改善を図っております。
走行機器については、6000系の台車・駆動装置・電動空気圧縮機などを流用しています。2両編成でも、山岳路線における連続急こう配運転や冬季の降雪に対応できる優秀な電車です。
写真の6170Fは、1986年8月に6000系の6102+6202号車から改造されたものです。改造から既に四半世紀が経ちましたが、元気に運用に就いています。