西武池袋線には、1969年から秩父線の勾配区間に対応できる101系・301系を増備し、最大で434両に達しましたが、1983年に池袋線の各駅停車用として、省エネルギーと経済性を重視した3000系が登場しました。
一見301系によく似ているのですが、前面窓の黄色い柱がなくなっています。側面は2個ずつのユニット窓になっています。また西武鉄道の電車でははじめて、側面に行先・種別表示器を取り付けています。
制御装置は、新宿線用の2000系で実績のある界磁チョッパ制御を採用し、省エネ効果の発揮できる回生ブレーキつきとなりました。台車も2000系と同じFS372Aを採用しています。
写真の3001Fは1983年11月に東急車輌で完成したものです。ちなみに池袋ー保谷間の各駅停車は、運行距離が短いので同じ編成がすぐに折り返してきますね。