2011/10/29

東京地下鉄05系(05132F)

東西線の05系電車の増備は、1994年の7次車の製造を最後に一旦中断し、5000系の一部車両は冷房改造工事を施行して引き続き使用されていました。1999年度から、05系の増備を再開して、5000系230両(10両編成23本)を置き換えることになりました。
1999年に製造された8次車から、前面デザインが変更され、スピード感を強調した意匠となりました。これは、東西線で快速運転を行っていることを表現したものです。また車内も方持式の座席を使用して、すっきりとした見付けとするとともに、明るく暖かみのある配色となりました。
主回路はIGBT-VVVFインバータ制御ですが、7次車の仕様から変更して、機器の小型・軽量化を図っています。また車両情報制御装置には、行先表示・自動車内放送などの設定機能を付加するとともに、伝送ケーブルの削減を図っています。
写真の05132Fは2002年3月に東急車輌で完成したもので、05系の10次車に相当します。それにしても昨日明らかになった東急車輌のJR東日本への売却のニュース、驚きましたね。