2011/10/02

京浜急行電鉄1000形(1009編成)

京浜急行では2100形をモデルとした通勤用新形車両として、2002年から1000形を増備しています。先代1000形が在籍していたため、新1000形と呼称しておりましたが、2010年度末で全車除籍されましたので、1000形と表記することにします。
車体はアルミ製で、客室窓は遮音性に優れた固定式となっています。窓と外板の間の凹凸はフラットになっています。見た目にもスマートですが、清掃時の手間を少なくしています。座席はロングシート中心ですが、車端部のみクロスシートで2100形と同じくノルウェー製の座席です。
ドイツ・シーメンス社製の機器を多用しており、電車の心臓部ともいえるインバータ制御装置は、トラクションコンテナと呼ばれる制御機器箱に収納されています。モジュール化により、機器の小型・軽量化や艤装の簡素化を実現しています。
写真の1009編成は2002年6月に東急車輌で完成したもので、1000形の1次車に相当します。1次車は8両編成と4両編成が製造されましたが、6両編成への組み替えが考慮されています。