根岸駅では、1日中タンク車の姿が絶えることはありません。ENEOS株式会社根岸製油所に隣接しており、広大な専用線があるからです。専用線の入換のために3両のディーゼル機関車が活躍しています。
日新という企業が物流業務の一環として専用線内の入換作業を担当しているようです。3両あるディーゼル機関車のうちNDD5601.5602という薄緑色の機関車をよく見かけます。キャブが後位寄りにありますので、国鉄のDE10形を連想しますが、軸配置はB-Bです。
根岸製油所の一部の施設を整理したりと事業の再構築を進めているようです。今後もタンク車が現在のように大量に使用されるかどうか、数十年先にはどのようになっているかわかりませんが、大きく姿を変えていると想像しています。
根岸線の建設当初は、当面は貨物輸送を行うが、ゆくゆくは運びきれなくなるので貨物線は臨海部の路線に移すことを考えていたようです。神奈川臨港鉄道本牧線と高島貨物線をつなぐイメージだったと思いますが、山下公園付近の貨物線のほうが先に廃止されてしましました。