京浜急行600形は、都営浅草線に直通する3扉・クロスシートという新しいカテゴリの電車として、1994年から96年にかけて88両(8両編成8本・4両編成6本)が製造されました。現在では全車扉間ロングシートに改造され、1000形に近い車両になっています。
新製当初の車内は4人掛のボックスシートを中心とした構成でした、一部座席を可動・収容してラッシュ時には立席スペースを確保する機能を備えていました。車体は軽量アルミ製で、当初前面がイロンデルグレーに塗られていました。
制御装置はGTO-VVVFインバータのRG627B-M、主電動機はTDK6160-A1、補助電源装置はGTO-SIVのSVH-85-461A-Mです。台車はTH-600M/TH-600T、集電装置は菱形パンタグラフPT-4323S-A-M、冷房装置はCU-71Fを装備しています。
写真の601編成は、1995年3月に東急車輌で完成したものです。2007年12月に扉間の座席をロングシートに換装し、2009年8月には車体更新を行い、現行の外観となりました。さらに前面の表示器をLED化しています。
過去の記事から
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京浜急行電鉄600形〈601編成〉 ※2010年2月の撮影
京浜急行電鉄600形(604編成) ※2011年5月の撮影