南武線では長らく101系・103系を使用していました。初めて205系が投入されたのは、1989年2月で、96両(6両編成16本)が投入されました。その中でナハ1編成は、浦和電車区の中間車4両を組み込んで三鷹電車区に転属しました。
浦和電車区の10連をそのまま三鷹電車区に転用すればよいように思いますが、この転用の目的は輸送力増強のため横浜線の編成を1本増やすことですので、浦和電車区の10連から6両を抜き、サハ204形100番代を新製し蒲田電車区→クラH26編成を組成しています。
103系は205系の新製投入後も残存していましたが、2002年10月から2003年7月にかけて山手線へE231系500番代を新製投入したことで捻出された72両(6両編成12本)が転入し、ナハ34~45編成となりました。
写真のナハ39編成は、1985年11月に日本車両で完成し、ヤテ23編成として山手電車区に新製配置されたものです。編成中6両が2002年12月に中原電車区に転属し、南武線に転用されました。2015年12月に廃車となり、インドネシア譲渡となりました。