2022/05/25

西武鉄道40000系(40153F)

西武鉄道40000系は、2000系の置換えを目的として導入されたもので「人にやさしい、みんなと共に進む電車」をコンセプトにしています。30000系に続く西武鉄道のスタンダード車両とすることを考慮していますが、地下鉄線や他社線への乗入れも可能になっています。
車体はアルミ合金によるダブルスキン構造で、最大幅2.808mmのストレート車体です。また特徴のある先頭部もアルミ構造です。車内の空間がより広く感じられるよう、袖仕切や妻引戸にガラスを使用しています。17インチワイド画面の表示装置(S-TVS)をドア上に備えています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSVF-102H/SVF-098E、主電動機は出力190kWのSEA-547A、補助電源装置はIGBT-SIVのMELSIV-Gです。台車はモノリンク式ボルスタレス空気ばね台車SS185、集電装置はPT7116-D、冷房装置は50.000kcal/hの能力を持つCU723Aを装備しています。また列車情報制御装置S-TIMを備えます。
写真の40153Fは、2020年9月に川崎重工で完成したものです。40000系の50番台は、座席がロングシート(固定)です。40101F~40106Fの6編成は座席がクロスシート、ロングシート転換可能となっています。