2021/07/21

相模鉄道8000系(8701F)

相模鉄道8000系は、21世紀に向けた新形車両として、1990年に導入されたものです。「ダイナミックでシャープな近代的イメージ」をコンセプトにデザインされていますが、登場後30年を経て営業運転を離脱する編成が出始めた現在でも決して古さを感じることはありません。
8000系は6M4Tの10両固定編成で、最高速度は110km/hとなっています。制御装置はGTOサイリスタを用いたVVVFインバータ制御装置です。主電動機は出力150kWの誘導電動機で、編成当たりのモーター出力を新7000系VVVF車より25%増強しています。
8000系の車体はアルミ合金製で、車体幅を2.930mmとし、客室スペースを広くとっています。客室の内装はアイボリー系でまとめられています。ロングシートは1人当たりの座席幅を450mmに拡大した他、編成中2両はセミクロスシートとなりました。
写真の8701Fは1990年12月に日立製作所で完成したもので、8000系の1次車に相当します。2008年8月に塗装を変更しました。また段階的に集電装置をシングルアーム式に、行先表示をフルカラーLEDに換装しました。さらに2016年には前照灯をLEDに換装しています。