東急電鉄5000系は2002年から導入されたもので、JR東日本のE231系と基本的な構造や部材の共通化が図られたものです。主に田園都市線に投入されましたが、4編成が5050系に混じって東横線で使用されています。
5000系の車体は軽量ステンレス製で、車体幅が2.800mmと5050系よりも20mm狭くなっています。車体長も100mm短いのですが、基本的には同じ車両にしか見えません。基本的な構造が共通化されているとはいえ、E231系と外観・室内の印象はかなり異なります。
IGBT-VVVFインバータ制御を採用し、台車はボルスタレス台車のTS-1019A/TS-1020Aを装備しております。客室内の扉上部には15インチのLCDによる案内表示装置が設けられました。
写真の5118Fは、6両を2009年2月に東急車輌で新造し、2両を他編成から組み込んでおります。田園都市線用の5000系は6扉車を編成に組み込むために複雑な編成替えを行っており、5118Fに組み込まれた2両についても3度目の編成替えとなっていました。
過去の記事から
東横線5000系〈5119F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2010/05/50005119f.html
東横線5000系(5121F)
https://sanojiro.blogspot.com/2012/10/50005121f.html
東横線5000系(5122F)
https://sanojiro.blogspot.com/2018/06/50005122f.html