2021/07/28

東武鉄道9050系(9152F)

東武鉄道9050系は、1994年12月の営団地下鉄有楽町新線(現在では東京メトロ副都心線の一部)の開業に際して、2編成が導入されたものです。9000系の増備車両ですが、大幅に仕様が変更されたため、新系列の9050系となりました。
車体は軽量ステンレス製で1993年度に製造された9108Fを基本にしておりますが、行先表示器が3色LEDとなりました。また客室に関しては、白を基調にした化粧板と、腰掛のモケットは一般席がブラウン系、優先席をシルバー系としました。また新製当初から1999年まではLCDモニタを他社に先駆けて装備しておりました。
主制御装置は東洋電機製のGTO-VVVFインバータ制御、補助電源装置はIGBT-SIVを採用しました。部品については同時期に製造された20050系と共通化を図っています。台車はボルスタレス台車のTRS-94M/TRS-94Tを装備しております。
写真の9052Fは、1994年9月にアルナ工機で完成したものです。2008年6月にリニューアル工事を行い、副都心線乗り入れ対応が行われました。副都心線内でワンマン運転を行うためのATO装置を導入するなど大規模なもので、客室設備も一新されています。

過去の記事から
東上線9000系〈9104F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2012/11/90009104f.html
東上線9050系〈9151F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2013/06/90509151f.html
伊勢崎線20050系〈21853F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2011/01/2005021853f.html

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