大小の仕様変更を行いながら20次に渡って増備され、472両(8両編成27本・6両編成24本・4両編成28本)の大所帯となっている京浜急行1000形ですが、2004年度に導入された3次車でも大きな仕様変更が行われました。
編成の構成を8両編成は4M4Tから6M2Tに、4両編成は2M2Tから3M1Tに電動車の比率を上げています。これは雨天時の空転・滑走を抑えることにより乗り心地の改善を図っています。また新火災対策への対応が行われました。
VVVFインバータの素子は、GTOからIGBTに変更となり制御装置も変更されています。シーメンス製でトラクションコンテナにまとめられていましたが、小型・軽量化されました。また起動時のメロディ音も発生しなくなりました。
写真の1417編成は2019年4月に京急ファインテックで、2号車を付随車に変更することにより3M1Tから、2M2T編成にする改造が行われました。あわせて機器更新も実施され、制御装置もシーメンス製から東洋電機製に換装されています。