相模鉄道20000系は、2018年度に第1編成が導入されてから、2020年度に6編成が増備され、現在7編成になっています。2021年度には20000系の派生形式である21000系が4編成導入されます。「相鉄・東急直通線」が開業するまでに相鉄線内で相当な存在感を示すことでしょう。
YOKOHAMA NAVYBLUEと称する濃紺一色の塗装ですが、9000系・12000系も含めて他社に類がないだけに相当目立ちます。2013年から「デザインブランドアッププロジェクト」を立ち上げ考え抜かれたデザインですが、いよいよ相鉄電車といえばこのカラーということで確固たる存在感を示しています。
当面線内での運転に使用される20000系ですが、装備については直通運転に備えています。例えば、運転台には地下鉄区間で使用するATOに関連した装置・ボタン類が既に設置されています。保安装置については線内用のATS-Pを装備していますが、将来の拡張に対応できる統合形装置を採用しています。
写真の20106Fは、2020年12月に日立製作所で完成したものです。第1編成の営業開始は2018年2月で、なかなか見ることのできない存在でした。YOKOHAMA NAVYBLUEも9000系・12000系を含めて、8000系・10000系にも1編成ずつ取り入れられています。