2021/09/26

小田急電鉄5000形(5052F)

5000形は2019年から製造されている小田急線内のみで運転するために設計された最新型の通勤用車両です。スピード感のある新しいデザインを採用し、70000形GSEと並んで複々線化完成後の新しい小田急を代表する車両といえるでしょう。
拡幅車体を採用し、内装にはガラス材を多用し車内空間が広く感じられる工夫が施されています。床材は木目調でフローリングをイメージしたものになっています。車内情報案内装置も17インチワイドLCD式が各出入口上部に2台設置されています。
制御装置はフルSiCVVVFインバータ制御で、出力190kWの誘導電動機を駆動します。1000形の更新車と機器の共通化が図られています。次世代型の情報管理装置N-TIOSにより回生ブレーキを優先したブレーキ制御が行われます。台車はボルスタレス台車NS-102/NS-102Tを装備しております。
写真の5052Fは2020年7月に川崎重工で完成したものです。5000形は2019年度に1編成、2020年度に4編成、2021年度に4編成の増備が計画されています。2021年度の増備車についても既に5058Fまでの3編成が完成しています。

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