2021/09/11

小田急電鉄1000形(1091F)

1987年度に導入された小田急電鉄1000形ですが、1991年度に導入された5次車で10両編成1本が初めて投入されました。小田急の一般車では初めての10両固定編成で、車両番号は1090番台が起こされました。
10両編成で5M5Tとなっています。地下鉄千代田線乗入れ仕様で、出入口上部にはドットLEDスクロール式の案内表示装置やドアチャイムを新たに装備しました。併結運転を行うことはないので、先頭車に電気連結器は装備しておりません。
今では千代田線直通運転は4000形に譲って撤退しましたが、リニューアルにより機能の向上を図っています。列車情報管理システムTIOSを導入し、制御機器・主電動機・冷房装置・室内設備なども一新していますので、新車に近い改善が図られているといえるでしょう。
写真の1091Fは、1992年1月に日本車両で完成したものです。2018年2月に車体修理と機器更新を完了しております。1000形の10両固定編成は優先的に車体修理と機器更新が行われています。
 
過去の記事から
小田急1000形〈1091F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2010/05/10001091f.html