2022/03/08

205系(ナハ12編成)

南武線の205系電車は1989年から1990年にかけて96両(6両編成16本)が投入されました。主に101系電車を代替しました。そのうち1編成は1993年2月に209系の新製投入により、三鷹電車区に転属し、浦和区からの4両とあわせて10両編成を組み中央・総武緩行線に転用されました。
南武線に新製投入されたグループは側窓が1段下降式で、側扉窓・運転室仕切窓が大きくなっています。帯の色は上から黄色1号、黄かん色、ぶどう色2号となりました。6両編成で4M2Tの構成となっております。
新製グループだけでは103系の全取り換えには至らず、2009年に京浜東北・根岸線から209系が3本、2002年から2003年にかけて山手線へのE231系500番台投入に伴う205系の転用車が投入されました。山手線からの転用車には不足する制御車を充足するために先頭車改造も行われました。
写真のナハ12編成は1990年8月に川崎重工で完成したものです。2010年8月にパンタグラフをシングルアーム式のPS33Eに交換しています。2015年11月に廃車となり、インドネシアに譲渡となりました。

2022/03/07

EF210形(7号)

EF210形電気機関車は東海道・山陽本線の主力機関車EF65形の老朽置換え、東海道本線における26両編成コンテナ(1.300t)列車の増発による輸送力増強を目的として導入されたものです。1996年に試作機の901号を製造し、1998年に量産車の製造が始まりました。
軸配置はB-B-Bで、性能・車体外形については試作車と同様となります。量産に際して新製価格低減・保守の簡易化・他形式との部品の共通化を目的とした設計変更が行われました。そのため機械室内の機器配置や台車形式などが変更されています。
制御方式はGTO-VVVFインバータ制御で、主電動機は出力565kWのFMT4を6機搭載しています。ブレーキ方式は電気指令式です。台車は両端がFD7E・中間がFD8、パンタグラフはPS22を装備しています。
写真の7号機は 1998年8月に川崎重工で完成し岡山機関区に新製配置されたものです。2021年1月に塗装を変更しています。根岸線を走る貨物列車はEF210形とEH200形による牽引が大勢を占めています。

過去の記事から
EF210形900番代
https://sanojiro.blogspot.com/2009/07/ef210900.html

2022/03/06

東急電鉄6020系(6121F)

6020系は大井町線の急行列車の増強を目的として導入されたものです。田園都市線の2020系と同系列の車両で、総合車両製作所のsustinaS24シリーズを採用し、基本設計や主要機器をJR東日本のE235系と共通化し、コストダウンを図っています。大井町線用としてラインカラーをオレンジとしています。
6020系の車体は軽量ステンレス製で、レーザー溶接や骨組みの軽量化などにより、更なる軽量化やすっきりとした外観を実現しています。室内については背ずりの高いハイバック式の腰掛が特徴です。2020系と異なり、扉間座席上部の17インチ表示器は装備しておりません。6020系の制御装置はSiC素子を用いたIGBT-VVVFインバータ制御で、補助電源装置はIGBT-SIVです。主電動機は出力140kWの誘導電動機SEA-446、台車は軸梁式ボルスタレス台車TS1041/TS-1042を装備しています。列車情報管理装置はE235系と同様にINTEROSを採用しております。
写真の6121Fは、2018年1月に総合車両製作所で完成したものです。3号車のデハ6321(二代目)は2018年10月に総合車両製作所で完成したもので、クロス/ロングシートを変換できるQ SEATです。2018年12月から有料座席指定のQ SEATサービスが行われています。

過去の記事から
大井町線6020系(6121F)Q SEAT車組込前
https://sanojiro.blogspot.com/2018/10/60206121f.html
大井町線6020系(6122F)
https://sanojiro.blogspot.com/2018/05/60206122f.html 

2022/03/05

小田急電鉄3000形(3084F)

小田急電鉄では、複々線化工事の進捗による輸送力状況や将来の車両需給を考慮して3000形の中間車を増備することによる10両固定編成化を行いました。2011年に6連に中間車4両を増備して3090番台5本を組成したことに続いて、2017年~2020年に8連に中間車2両を増備して3080番台を組成しました。
8両固定編成は5次車から7次車の製造年数の新しい編成から選択しました。新造した中間車の車体構造は側面衝突に対する強度を向上させた8次車をベースにしています。また室内案内表示器がLCD2画面になっています。
3084F~3087Fに組み込まれた中間電動車は、3090番台を組成した際に全密閉式に交換されたことで捻出された開放型主電動機を転用しており、編成中の主電動機を開放型に統一しています。
写真の3084Fは2005年11月に日本車両で完成した6次車の3662Fに、2020年2月に川崎重工で完成した3384・3434を組み込み、番号を変更したものです。3080番台は3081F~3087Fの7編成が在籍しています。

2022/03/04

東武鉄道50050系(51065F)

東武鉄道50050系は東京地下鉄半蔵門線・東急田園都市線との相互直通運転用として2004年から2009年にかけて180両(10両編成18本)が製造されたものです。輸送力増強を図るとともに、30000系を地上線に転用することで旧型車両を置き換えています。
車体はアルミ合金のダブルスキン構体で、先頭部と車体側面のシャイニーオレンジ色をアクセントにしています。床面高さは、バリアフリーを考慮しホームとの段差を縮小しています。腰掛は占有幅460mmのロングシートです。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のVFI-HR2820F/VFI-HR1420L、主電動機は出力165kWのTM03、補助電源装置はIGBT-SIVのINV146-COです。台車はTRS-03M/T、集電装置はPT7112-A、冷房装置は50.000kcal/hの能力を持つRPU-15005を装備しています。
写真の51065Fは日立製作所で2009年3月に完成したものです。側窓の形状が50090系に準じたものとなり、腰掛の座面のバケット化や詰め物の見直し、Sバネを採用したことにより座り心地の改善が図られています。
 
過去の記事から
東武鉄道30000系(31606F)
https://sanojiro.blogspot.com/2010/08/3000031606f.html
東武鉄道30000系(31614F)
https://sanojiro.blogspot.com/2012/11/3000031614f.html

2022/03/03

東急電鉄5000系(5108F)

田園都市線で使用している5000系のうち、5104F~5120Fの15編成は4・5・8号車に乗降時間の短縮を目的として6ドア車を組み込んでいましたが、ホームドアの整備が進めるにあたって乗降位置を揃える必要があるために4ドア車に置換えを行いました。
4ドア車ではハイバック仕様の腰掛を採用し、背もたれの部分を従来よりも高くすることで座り心地の向上を図っています。7人掛けの腰掛の両端2人分ずつについては、ヘッドレストを設置しています。側窓よりも腰掛が高くなるため、外から見えるロゴが入っています。
白を基本とした明るい色調の内装とし、木目調素材も取り入れています。腰掛のモケットは草木をイメージしてグリーンとなっています。これらは5050系Shibuya Hikarie号に準じたもので、最新の2020系にもつながるものです。
写真の5108Fは2006年5月に東急車輌で完成したものです。2006年5月に5104Fから6ドア車の5408(二代目)を組み込み、2009年5月に6扉車を3両化しました。現行の5408・5508・5808は2017年4月に総合車両製作所で完成した4ドア車です。

2022/03/02

小田急電鉄3000形(3085F)

小田急電鉄3000形は、低騒音化・省エネルギー化などによる環境負荷低減と、バリアフリーへの対応、サービスレベルの向上を目指して2001年度に導入された車両で、2021年4月現在で346両が在籍しています。小田急電鉄の車両としては突出した多数派となっています。
3000形の車体は軽量ステンレス製で、千代田線直通に対応しないため先頭部は非貫通になっています。非常に角ばった印象を受けますが、3次車から台枠の内側への傾斜もやめてストレート形状になっています。
3000形の3次車から登場した8両編成では、併結運転を行いませんので、併結運転に必要な装備である先頭車の電気連結器、ブレーキ読換装置・TIOS読換装置は省略されていました。10両編成への組替は最後に新製された編成から逆順で進められています。
写真の3085Fは、2005年10月に日本車両で8両編成として完成した6次車である3661Fに、2020年2月に川崎重工で完成した3385・3435を増結して車番変更し、10両編成に組み替えたものです。6連を10連化した3090番台と同様5M5Tですが、機器搭載位置には若干の相違があります。