2022/03/07

EF210形(7号)

EF210形電気機関車は東海道・山陽本線の主力機関車EF65形の老朽置換え、東海道本線における26両編成コンテナ(1.300t)列車の増発による輸送力増強を目的として導入されたものです。1996年に試作機の901号を製造し、1998年に量産車の製造が始まりました。
軸配置はB-B-Bで、性能・車体外形については試作車と同様となります。量産に際して新製価格低減・保守の簡易化・他形式との部品の共通化を目的とした設計変更が行われました。そのため機械室内の機器配置や台車形式などが変更されています。
制御方式はGTO-VVVFインバータ制御で、主電動機は出力565kWのFMT4を6機搭載しています。ブレーキ方式は電気指令式です。台車は両端がFD7E・中間がFD8、パンタグラフはPS22を装備しています。
写真の7号機は 1998年8月に川崎重工で完成し岡山機関区に新製配置されたものです。2021年1月に塗装を変更しています。根岸線を走る貨物列車はEF210形とEH200形による牽引が大勢を占めています。

過去の記事から
EF210形900番代
https://sanojiro.blogspot.com/2009/07/ef210900.html