2022/03/14

205系(ケヨM22編成)

国鉄時代の1985年に第一陣が山手線に投入され、1994年までに1.461両が製造された205系ですが、JR東日本管内では現役で残るのは鶴見線などごく限られた路線となってきました。最後まで205系が多く使用されていた路線は武蔵野線となりました。
武蔵野線の205系は山手線を中心とした他路線から転用された車両が大勢を占め、8両編成で4M4Tと電動車比率を下げてコストダウンを図りました。そのため2002年から2008年にかけて72ユニットが改造されました。
改造された電動車は5000番代に改番されました。制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC71、主電動機はMT74に換装されています。また台車も主電動機換装に伴う改造により、DT70となっています。
写真のケヨM22編成は、1986年4月に東急車輌で新製され山手電車区に新製配置されました。2005年1月に東京総合車両センターで武蔵野線向け転用改造を完了しました。2020年7月に廃車となり、インドネシアに譲渡されました。