2022/03/10

205系(ケヨ8編成)

京葉線の新木場ー東京間の延長開業に備えて1989年から1990年にかけて205系120両(10両編成12本)が新製投入されました。保安装置はATS-PとATS-Sを装備していました。識別帯の色は赤14号を採用しました。
前面全体をFRPとし、前面ガラスに曲面ガラスを採用しました。このため従来の205系とは前面デザインが大きく異なります。室内では運転室仕切り窓が拡大されました。また長大トンネル区間を走行するため、不燃化対策が強化されました。
制御方式は界磁添加励磁制御、ブレーキ方式は回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキです。主制御器はCS57、励磁装置はHS52、主電動機はMT61、補助電源装置はDM106です。台車はDT50/TR235D、集電装置はPS21、冷房装置はAU75Gを装備しています。
写真のケヨ8編成は、1990年1月に川崎重工で完成したものです。編成中4両が2013年3月に大宮総合車両センターで転用改造を受けてヤマY7編成となり、東北本線・日光線で使用されました。転用対象外となった6両は2011年1月に廃車となっています。

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