小田急電鉄4000形は地下鉄千代田線乗入れ車両で、2007年度から2016年度にかけて5次にわたって、160両(10両編成16本)が導入されたものです。JR東日本のE233系をベースにしており、主要機器・回路を二重系化することによって輸送障害の軽減を図っています。
車体は軽量ステンレス製で、車体幅は2.770mmで裾絞りのないストレートな形状となっています。前面と帯はインペリアルブルーとしています。腰掛は片持ち式で袖仕切りも大型化されました。
制御装置はIPM-VVVFインバータ制御、補助電源装置はIGBT-SIVとしています。制動方式は電気指令式でTIOSを介して制御されます。4000形は10両固定編成で6M4Tとし、すべての電動車がユニットを組んでいます。
写真の4051Fは、2007年7月に東急車輌で完成したもので4000形の1次車に相当します。2013年度以降に常磐緩行線乗入れの関連機器搭載、2016年度以降に千代田線内でのATO関連機器の装備と前照灯のLED化等を行っています。