東急電鉄5050系は田園都市線用の5000系に始まる5000シリーズの中で東横線用として位置づけされている形式です。2004年から2020年にかけて製造され310両(8両編成25本・10両編成11本、一部5000系から編入した中間車を含みます。)が在籍しています。
車体は軽量ステンレス製で、5000系とほぼ同じ外観に見えますが、東京メトロ副都心線への乗り入れを前提としておりワンマン運転用の装備など機器が多いので乗務員室を拡張したため、車体長が5000系より100mm長くなっています。またラインカラーはピンクとしています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御VFI-HR2820D/L、補助電源装置はIGBT-SIVのINV146-D2を採用しています。台車は軸梁式ボルスタレス台車TS-1019/TS-1020Aを装備しています。保安装置も五社直通に対応した装置を完備しております。
写真の5161Fは2006年7月に東急車輌で完成したものです。窓周り仕上げは艶消し、ドア内側の化粧板はなし、スカート形状など比較的初期型に類する特徴の編成です。先頭車側面には広告のラッピングを施した状態で営業運転に就いていました。