京浜急行2100形は2000形の後継となる2扉・転換クロスシートの車両で、1998年から2000年にかけて80両(8両編成10本)が導入されたものです。スピードアップに対応できる高速性能と外国製品の導入によるコストダウンが特徴でしたが、電気部品は既に国産製品に換装されています。
2100形の車体は軽量アルミ製で、先頭形状は600形に準じたものです。そのため2000形と異なり泉岳寺まで乗り入れています。側窓は連窓風となり、腰掛は京急では初めてとなる転換クロスシートを備えています。車内情報案内装置はLCD方式となり、照明もLED化されております。
制御装置は更新により東洋電機製のIGBT-VVVFインバータ制御装置に換装しています。主電動機も東洋電機製の誘導電動機に換装しています。台車は新製時から引き続きTH-2100M/TH-2100Tを装備しています。
写真の2157編成は1990年5月に川崎重工で完成したもので、2100形の3次車に相当します。2012年3月に主回路を換装し、2015年9月に車体更新を完了しています。2005年6月から2015年まで「京急ブルースカイトレイン」として青塗装で営業運転に就いていました。
過去の記事から
京浜急行2100形(2157編成)
https://sanojiro.blogspot.com/2012/09/21002157.html