東横線の主力車両として2004年度から製造されている5050系ですが、2013年度に導入された5176Fでは5号車のサハ5576を次世代ステンレス車「sustina(サスティナ)」で製造しています。
sustinaはレーザーによる連続溶接を採用し、また骨組みを軽量化するなど構体の構造を変更することによって車体軽量化を図っています。レーザー溶接により見栄えがしっくりするだけでなく、水密シーリングも不要となりメンテナンス性も向上しています。
風道・天井・配線関係などについて極力モジュール化を図ることにより、工作工程の合理化と期間短縮を図っています。艤装工程の効率を上げるとともに、将来のメンテナンスや改造工事にも配慮したものです。
写真の5176Fは2013年5月に総合車両製作所で完成したもので、前照灯と車内照明にLEDを採用しています。sustinaは2018年に登場した2020シリーズで全面的に採用され、田園都市線に2020系、大井町線に6020系、さらに目黒線に3020系が導入されています。