私のようなおじさんにとって江ノ電といえば、この300形や先代500形のなじみが深いですが、徐々に新形車両への置換えが進み、今や写真の305+355編成1本を残すのみとなってしまいました。
300形に乗車して驚くことは、床が板張りだということですね。私が他に知っている床が板張りの電車といえば、小さい頃に利用した横浜線の茶色い73形や京都市電くらいですね。
また側窓の上部がバス窓と呼ばれる丸みを帯びた形状なのも希少価値がありますね。昭和30年代の路面電車や地方私鉄の車両に見られた意匠です。
さらに驚くのはこの300形の車体を製造したのが東急碑文谷工場だということ。学芸大学駅の近くに電車の工場があったなんて今では想像するのが難しいですね。