京浜急行1500形のVVVFインバータ制御化改造工事が2006年から行われています。これは1000形を廃車するために1500形の6両編成を組むと、普通列車用としては性能不足になる場合があるために行われた工事です。
つまり1500形の8両編成と4両編成から、6両編成2本を造るとモーター付き車両が4両、モーターなし車両が2両となりますが、界磁チョッパ制御のままだと普通列車に必要な加減速性能が充足できないわけです。
1500形には界磁チョッパ制御の6連と4連もありますが、これらはすべてモーター付き車両で構成されています。こんなところからも京急の普通の走りの凄さが窺えますね。ちなみにVVVF改造編成は中間電動車のパンタグラフが2基装備されていることで、チョッパ車と識別できます。
写真の1631編成は1989年6月に東急車輌で完成しました。当初は8連で、2003年8月に京急ファインテック久里浜工場で車体更新を実施しています。2008年8月に京急ファインテック久里浜工場で6連への組換えとVVVFインバータ化改造を受けています。