2011/04/16

京浜急行700形(727編成)

 京浜急行700形電車は、普通電車の乗降時間短縮とコストダウンを目的として1967年から71年までに84両(4両編成21本)が製造されました。
 700形の車体長さは18mですが、普通電車は短区間で頻繁に乗降があるため、乗降扉を片側に4か所設けております。また座席は立席面積を広げるために奥行きを小さくして座面を高くしております。
 主回路は1000形と同様抵抗制御ですが、700形は導入目的が異なりますので性能としては1000形よりは劣ります。低速での性能に差が顕れていたそうです。私にとって700形は大師線や堂々の12両編成でラッシュ時の通勤快特に運用されていた姿が印象に残っています。
 写真の727編成は1970年2月に東急車輌で完成したものです。2002年7月に廃車されましたが、先頭車2両は高松琴平電鉄に譲渡され1200形として活躍しております。
【撮影:佐野次郎 1992.2.6 神奈川ー仲木戸間】