東急大井町線には8500系電車も20両(5両編成4本)が活躍しています。すべて5連で新造され、2本組み合わせて田園都市線で使用されていたものです。
8500系の中でも8090系と同じく軽量鋼体を採用した後期形に属します。コルゲートと呼ばれる車体側面の凹凸はそのままなので、外観からは区別できませんが。
室内設備は東横線用の9000系が既に登場していたので、9000系の改良内容を反映しています。さすがに車端部のボックスシートは導入しておりません。
写真の8639Fは1986年9月に東急車輌で完成したものです。パンタグラフはシングルアーム式に換装されています。