田町車両センター所属の211系近郊型電車が、東海道線での営業運転を終了したそうです。なんでも急行「伊豆」としてさよなら運転を実施するとか・・・。もっとも211系電車は急行「伊豆」に使用されていたわけではありませんのでいかがなものかと思います。
211系が東海道線の東京口に登場したのは1986年、国鉄の分割・民営化直前ですね。田町電車区には210両(10両・5両編成各14本)が投入されたのですが、国府津電車区には多くの113系電車がその後も残り、全取り替えはE231系の大量投入を待つことになりました。
現在工事中の東北縦貫線の急勾配が登れないらしく、E233系3000番代に置き換えられることになりました。昨年から置換えが始まりましたが、ほんとうにあっというまでしたね。今後は上野口に顔を出す宇都宮線・高崎線の211系を置き換えていくのでしょう。
写真のN61編成は、1990年9月に川崎重工で完成したものです。ロングシートの2000番代の車両です。東海道線の東京口は激しく混雑しますので、211系は5両編成がまずロングシートになり、10両編成も7本目のN21編成からロングシートになりました。