同時に3編成の改造によって発生した余剰の付随車3両を、先頭車化改造、IGBT-VVVFインバータ制御による電装を実施し、7915Fを組成しました。7915Fは、東急では初めてSIV一体型の制御装置、連結面での転落防止装置を備えた車両でもありました。
赤黒のステッカー貼りを行った編成は、7912F~7914Fの他にも、以前には同じ池上・多摩川線を走っていた7600系や東横線の8000系でよく見ることができました。これらは東横線の5000系、池上・多摩川線への7000系の投入により姿を消してしまいました。
写真の7914Fは、1964年3月に東急車輌で完成したデハ7120・デハ7027と1966年9月に完成したデハ7062を1991年6月にVVVFインバータ制御化し、7700系に改造したものです。目蒲線の目黒線・多摩川線への分離により、現在では池上線・多摩川線で使用されています。
【撮影:佐野次郎 2017.1.2 御嶽山ー久が原間】