2017/01/08

池上線7000系(7106F)

7000系は、池上・多摩川線用の最新型車両で、2007年から2011年にかけて7編成が製造されました。5000系を基本として、18m・3扉、ワンマン運転用の車両として設計したものです。前頭部のFRPが丸みを帯びているのが特徴です。
車体は軽量ステンレス製で、車内は木目調の化粧板を採用しています。これは首都圏では珍しく阪急電車のようです。中間車の車端部には、9000系以来のクロスシートを配しています。片側が1人掛けとなっているのがユニークです。
濃淡の緑色のラインを初めて取り入れ、屋根は濃い緑色に塗装されています。行先表示・運行番号表示とも、新製当初からLEDを装備しています。また2014年度には全編成の室内灯と前照灯をLEDに換装しました。
写真の7106Fは、2010年7月に東急車輌で完成したものです。2011年を最後に新製が途絶えていますが、1500番台の所定数が揃ったことでもあり、7700系の代替として増備の再開を期待したいところです。
【撮影:佐野次郎 2017.1.2 御嶽山ー久が原間】