塗装は濃いブルー、帯は赤帯と、市電オリジナルとは異なるカラーとなっておりました。状態は塗装は色褪せ良好とはいえないまでも、部品の欠落やガラスの破損もなくそれなりの状態を保っていると感じました。
六角橋には市電も通ってきており、開業が1928年12月、廃止が1968年9月でした。横浜市電の全廃は1972年でしたが、2017年1月現在で市電の後継ともいうべき横浜市営地下鉄の営業路線は市電の最盛期をしのぐ53.4kmに達しています。
写真の1505号は、1951年6月に日立製作所で完成しました。1967年12月にワンマンカーに改造され、1972年3月の横浜市電全廃により廃車となりました。1505号は現存しておりますが、保存状態はかなり悪化してしまっているそうです。
【撮影:佐野次郎 1992.5.2】