2022/09/13

京成電鉄3600形(3638編成)

京成電鉄3600形は、省エネ対策を施した標準通勤車として1982年に導入されました。3500形の後継となりますが、前面は折妻構造となり、前照灯・標識灯・列車種別表示窓のレイアウトが異なります。
車体は軽量オールステンレス性で、側面の見付は北総開発鉄道7000系に範をとったようにも見受けられます。側扉間の窓幅は1.050mmあり、1段下降式の窓を採用しているためにゆったりとした印象を受けます。それに伴い、客室内も明るくなりました。
制御装置は界磁チョッパ制御のES-783-A-M、主電動機は出力140kWのKMM8500、補助電源装置は静止型インバータのBS483-Bです。台車がFS-513/FS-013、冷房装置はCU-15B/CU-15Cを装備しています。
写真の3638編成は1987年6月に日本車輌で完成したものです。新製当初は6両編成でしたが、1997年6月に3628編成から中間車2両を組み込んで8両編成となりました。2019年10月に廃車となりました。