2022/09/12

東武鉄道50070系(51073F)

東武鉄道50070系は、東上線で使用している50000系をベースとして、東京メトロ有楽町線・副都心線との相互直通運転に使用する目的で導入されたものです。5M5Tの10両編成で、基本性能も50000系と同様としています。
車体はアルミ合金製のダブルスキン構体を採用し、外板表面はアルミ地を活かすヘアライン処理をしています。客室内は50000系と同様の配置ですが、座席のモケットを濃い青色を基調としたデザインに変更しています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のVFI-HR2820F/VFI-HR1420L、主電動機は出力165kWのTM03、補助電源装置はIGBT-SIVのINV146-G0です。台車はSS-167/SS-067、集電装置はPT7112-A、冷房装置はRPU-15005を装備しています。
写真の51073Fは2007年12月に日立製作所で完成したものです。50070系では副都心線でATOを使用するため、運転用のホーム監視モニタや、ワンマン運転関連機器を設置する必要があり、運転台のレイアウトが変更されています。