2022/09/14

東急電鉄7000系(7101F)

7000系は池上線・多摩川線で使用していた在来車を置き換える目的で2007年度から導入されたものです。両線では18m級車体の車両を使用し、ウンマン運転を行っているため新規設計となりました。
車体は軽量ステンレス製で、ビードがない平滑な表面となっています。先頭部はFRP成形で非常用貫通路を設けています。客室内は化粧板をすべて木目調とし、腰掛は片持ち式のバケットシートを採用しています。また15インチ液晶モニタ2画面による車内表示装置を装備しています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSVF091-A0、主電動機は出力190kWのTKM-99A、補助電源装置はIGBT-SIVのSVF091-A0で主回路がバックアップを兼ねています。台車はTS-1019A/TS-1020A、集電装置はPT7108-D、冷房装置はHRB504-2を装備しています。
写真の7101Fは2007年12月に東急車輌で完成したものです。外板窓周りが艶消し仕上げで側面表示窓の上下幅が広いことなど初期に製造された車両の特徴を備えています。2014年度には室内灯と前照灯のLED化が行われました。