2022/09/08

E235系1000番代(クラF-05編成)

E235系1000番代は、横須賀・総武快速線で使用されているE217系の代替を目的として導入されたものです。E235系山手線用を基本として、2階建てグリーン車を組み込んでいます。非常走行用電源装置を備えていることも特徴のひとつです。
車体は軽量ステンレス製で、普通車の腰掛はすべてロングシートとなりました。車内案内表示装置はディスプレイが21インチに大型化しております。グリーン車には各座席へのコンセント整備や無線LANサービスが導入されています。
制御装置はSiC-VVVFインバータ制御のSC104、主電動機は出力140kWのMT79、補助電源装置はIGBT-SIVのSC107Aです。台車はボルスタレス台車DT80/TR273系、集電装置はシングルアーム式のPS33H、冷房装置は50.000kcal/hの能力を持つAU737系を装備しています。また車両情報制御システムは次世代型のINTEROSを採用しております。
写真のクラF-05編成は、2020年10月に総合車両製作所新津事業所で完成したものです。E235系1000番代は、2022年1月の時点で195両(11両編成・4両編成13本ずつ)が鎌倉車両センターに配置されています。