2022/09/27

千葉ニュータウン鉄道9100形(9108編成)

住宅・都市整備公団(当時)が1995年4月の千葉ニュータウン中央ー印西牧の原間4.7kmの延長開業にあわせて導入したのが9100形です。6M2Tの8両固定編成で、北総開発鉄道(当時)・京成電鉄・都営浅草線・京浜急行電鉄と相互直通運転が可能な仕様となっています。
車体は軽量ステンレス製で、先頭部は普通鋼製です。外観は「おなが」という関東に多くいる鳥をモチーフにしています。客室内の配色は全体的に淡い色として、窓も大きくしています。腰掛はバケットタイプのロングシートを基本として、中間車の車端部にクロスシートを設けました。
制御装置はGTO-VVVFインバータのRG633A-M、主電動機は出力130kWのTDK6172A、補助電源装置はDC-DCコンバータ・インバータ方式のCOV019Cです。台車は空気ばね台車のFS-547/FS-047、冷房装置は36.000kcal/hの能力を持つ集中式冷房装置を装備しています。
写真の9108編成は、1994年12月に日本車輛で完成したものです。2016年1月に集電装置をシングルアーム式パンタグラフに換装し、2017年12月に客室灯・乗務員室灯のLED化を行っております。